lumière d’espoir 

旅は生活の一部。“息をするように旅をする”そんな風に生きて行きたいのです◎

フランス旅⑫ 城へ(後)

多分、登っている途中にあった岩。(いいわぁ~)
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初めて来た氣がしない。

イエール城、昔ここにいたのだろうなぁ。。

どこかに水があるはずなのだけど…

ぼんやり懐かしさや寂しさみたいなものを感じながら歩く。喉が渇いている以外、思いの外疲れていない。

 

道沿いに少し登るとぐっと視界が開ける。ここがかつて城だったと分かる形跡がわずかに残っているのみで、空や風を遮るものは何もない。

展望台からは空港の滑走路やポルクロール島もはっきり見える。

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北西になるのかな??この方向が氣になる。f:id:moainon:20200201214906j:image

 

木や石たちは、どんな歴史を見てきたのだろう。
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風が集まる場所。木や葉がざわざわ…

風(流れ)を感じるには持ってこいの場所だ。

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風が強く、身体が少し冷える。

 

降り口はいくつかあるようだったので、旧市街の方向だけ確認しながら、またデタラメに歩いてみた。

 

そうそう。行き帰りの途中、ヴィラ・ノアイユへの案内板を何度か見かけた。ノアイユご夫妻が若い芸術家を支援するために建てたそもので、今はその邸宅が一般公開されているのだとか。何となく覚えがある話だったのでほぉぉと思ったけど、このときは氣分ではなかったので行かず、後日来たときは閉館日でした。きっと今回はタイミングではなかったのだろう。

 

よく手入れされた庭には様々な植物たち。花が咲く時期は綺麗だろうなぁ。

後で知ったが、ヴィラは廃墟となった修道院の上に建てられているらしい。妙に納得…

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行きとは違う道を選んで下って行く。スマホのバッテリーが少なかったので写真は控えめ。

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前を歩くカップルが幸せそう。

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ゴール。日が傾いてまた少し肌寒くなってきた。
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喉が渇いていたけど少し甘いものが欲しくて、ホームステイ先のお宅御用達のブーランジェリーへ。
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ショーウィンドーの中は焼き菓子が色々。クリスマスが近づくたびに種類が増え、イルミネーションが増えていきました。パン以外にも店内のショーケースには色とりどりのプチガトー(プチケーキ)やカットケーキ、惣菜パン、デニッシュ、ギフトのチョコレートボックスやマロングラッセなどなど。行く度に悩ましかった…。

こちらはいつもいただいていたバゲット↓断面が美しい~♪

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この頃は日本人のパティシエがいたらしく、抹茶のケーキが並んでいたこともありましたが、お店の方はフランス語オンリーでした。いつも忙しそうでしたが、こちらのマダムも毎回丁寧に対応してくださいました。ケーキは日本に比べたらしっっかり甘いですが、どれも美味しかったです。滞在中は見かけなかったけど、ミルフィーユが美味しいらしいです。

試食でもらったパン。
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名前が分からない…

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メレンゲの帽子の下には、たくさんのナッツとシャリシャリしたもの(糖化したシロップ?)が入っていました。サクサク、シャリシャリ、香ばしくて、かなり甘かったけど美味しかったです。

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クリスマス期間限定で街中を走るトローリーを眺めながらモグモグ。笑

チンドン屋?ピエロ?みたいな人が賑やかに先導していました。乗ってるのは地元民。大人も子どももみんな楽しそうだ。
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帰り道のマルシェ・ド・ノエルへ。
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またしてもお腹いっぱいやん…

こじんまりした公園でのマルシェ。真ん中にステージがあって写真を撮ったり、

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スケートをしたり。

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ホットワインがすごくすごく良い香り。大人にはこれが一番人氣みたいです。ティーンたちは揚げたてのチュロスにかぶりついていました。これも美味しそうだったけどデッカイの。 みんな1個ずつ食べてるけど、小腹を満たすだけでは済まないサイズ。

ひとり旅は不利だなぁ と感じる瞬間。

珍しいものではオイスター・バー。もちろん生(なま)の剥き身です。う~ん…これはちょっと恐いかな 笑

 

ゆっくりしていたので、お家に着く頃には日が暮れていました。

洗濯物入れなきゃ

焦って庭に出てみたら、オレンジと水色とパープルの混じった綺麗な空。

そんなときに限ってカメラを持っていないという、残念なお決まりのやつ。。

洗濯物を取り込んで、部屋の窓から撮った1枚がこちら。
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優しい色。

ラベンダー色というか、すみれ色というか…

イエールはオレンジとパープルが似合う街だなぁ。