lumière d’espoir 

旅は生活の一部。“息をするように旅をする”そんな風に生きて行きたいのです◎

フランス旅⑯ ボルム・レ・ミモザ お散歩編(中)

“ここは地図がなくても大丈夫”

一旦拡げた地図はすぐに畳んだ。歩き始めてすぐ、ここが好きになっていた。

 

順路とは違うようだったけど、氣の向く方へ。好みの路地を選んで歩いていく。
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海が近い。イエールもだけど、ここの海の碧(あを)を見るとキュンとなる。
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大好きな石畳。
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古い石積や煉瓦の風化した感じがすごく好きだということに氣づいたのは、この旅だった。有名な建築物よりも、人が生きてきた氣配が残るものに惹かれているみたい。時々、涙が出そうになるくらい…これを懐かしいというのかな?そんな氣もちになることがある。
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一瞬、どなたかのお家の敷地に入り込んだかと思ったら、小さな広場になっていました。たくさんの木や花が植えられた場所で、海に向けてベンチが置かれており、私の両親くらいのご夫婦が仲良く語らっていました。
amour って愛だったかな。いいなぁ、なんかいいなぁ…キュンキュンしながら、お邪魔にならないように離れました。
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先ほどの広場から道路に続く小さな階段があり、上ると城壁沿いに続く道がありました。しばらく壁沿いに歩きます。
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ヒッポライトさん?ペルーのナスカ?アルゼンチン独立のヒーロー? よく分からないけどパシャリ。
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城壁からの眺め。ここもいつかの時代の要塞。少し建物のようなものも残っているけど、今は遮るものはなく風が通る場所。

水平線の向こうに意識が向く。ちょっと切ない氣もちになるのは何でだろう。この海の向こうから吹く風を私の靈が憶えているのかも。
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来た道を戻る。
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海とオリーブのある景色。
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ひたすら石の写真。笑  城壁の真下だったかな?

南フランスの小さな村は鷹巣村といって、敵の攻撃を避けるように険しい岩山の上に築かれている。城と言うときらびやかなイメージだけどやはり要塞なのだ。難攻不落、地の理を考えてそこに構えたのだと思うけど、盤座(いわくら)の上を選んで建てている氣がする。磐と水はセット。水脈もきっとあったはず。。思考もぐるぐるしたけど、

はぁぁ、なんとかわいい…(溜息)

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これなんかピラミッドみたい。エジプトとかインカを思い出す。。
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かわいすぎて惚れ惚れしすぎて、道路脇で岩に張り付いて愛でていました。たま~に通る人が不思議そうに見ていたけどお構い無し。
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何でこんなにも愛しいのだ…
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今までも山や神社で岩に惹かれることはあったけど、ここまでの氣もちは初めて。

私、こんなに岩が好きだったっけ??

よく分からないけど、好きが止められない…