フランス旅⑭ ボルム・レ・ミモザへ~茶番編
2019.12.10
この日はボルム・レ・ミモザを目指すことに。
ボルム・レ・ミモザについてはこちら↓
https://mimosa-tourisme.jimdofree.com/%E8%A6%B3%E5%85%89%E3%81%99%E3%82%8B/
(今は日本人スタッフはいないみたいだけど…)
イエール発着のボルム・レ・ミモザ行きのバス停の場所はこちら↓
zouというバスですが、ここには別のバス会社(路線バス)の表示と時刻表しかありません。バス待ちの人に聞いたらスマホで調べてくれました。表示はないけど乗り場はここでOK。
バスは7801番だったかな?(曖昧…) 行きはサン・トロペ行き、帰りはトゥーロン行きの表示です。
※バス会社のアプリがあるのでそちらで確認を。
チケットはこちら。
イエールからボルム・レ・ミモザまでは30分くらい。「ル・パン」で降りれば良いと教えてもらいました。※正確には「Borm le pin」pin はフランス語で松、bormは山なので「松山」かな?
ちらちら時計を見ながら景色を眺めていたら、小さな村らしきところに差し掛かり、「ボルム・レ・ミモザ」と書かれた看板を発見。
時間的にもそろそろかな?ルパン、ルパーン♪
脳内はあのイントロが流れていたけど、そんな場合ではなかった。言葉が分からない旅先での乗り物移動に際してはちょっと注意が必要なのですが、今回はそれを怠っていました。↓
海外のバスや列車は遅延が多いうえ、車内アナウンスがなかったり(あっても耳慣れないと聞き取れない)、停留所や駅に着いても表示がないことが多いのです。私なりの工夫として、通常は、目的地が終点でない場合、乗車時に降りたい場所をドライバーにアピールして運転席に近いところに座るか、周りの人に目的地を告げて教えてもらうようにしていました。が、今回はそのどちらもしていなかったのです。
乗車時に混んでいて後方にしか座れなかったのと、近くに座った人の匂いがキョーレツすぎて顔を伏せがちだったのが要因。※バスで匂いに酔うのはフランスあるある(^^;
加えて、インド以外の国を旅するのは約10年振りだったのに、
インドに比べたらヨーロッパごときハードルは低いわ
と舐めていたことも要因です。
↓
その後、窓の外やバス停の表示に注意していたはずなのに、いつまで経ってもル・パンの表示が現れない。
そんなに広い村なんだろうか…?
40分、50分…
心配になりGoogleマップを開いて、現在地からボルム・レ・ミモザへの距離を確認したら近づいたり離れたり…
(この調べ方もアウト。バス会社のアプリで路線をなぞれば正確だったはずだけど作動しなかったからやってしまったのだ)
そのうち、海が見え始めた。この時点でヤバイかな~とは思いつつ、
うわ~綺麗♪(喜)
青い海と砂浜の景色も良いなぁと眺めたり、切り立った崖を惚れ惚れ眺めてみたり。
バスは山を越えながらドンドン進む。1000%乗り過ごしているのは確実だけど、2~3時間に1本くらいしかバスがない路線だと聞いていたので、折り返しのバスがいつ来るのか分からない場所では降りたくなかったのと、
サン・トロペってどんなとこだろう?どうせなら終点まで行って折り返してもよくない?海沿いの街もいいなぁ~♪
で、結局1時間半近く乗っていました。笑
お腹が空いてきたし、終点まではまだ何時間もかかりそうだったので、ようやく意を決して降りてみることに。
ここはどこ?
人がいない…
バスで来た道を少し引き返したら『tourism』の看板を発見したので、表示どおりに坂道を登ったけど何もない。。戻ってキョロキョロしたら、矢印とは違う方向にそれらしき建物を発見。 ←これもあるある。
近づいたら真っ暗で鍵が掛かっている。
ランチタイムですって。。
あと2時間は戻らないらしい←これもあるある。休むときは一斉で交代で順番にとかじゃないのよね。。
私のランチ!!このままでは食いっぱくれる (涙)どうしよ…(焦)
※基準はそこです。
ふと周りをみたら、こちらに向かって歩いてくる人。私の前を通過して案内所の鍵を開け始めた。
このチャンス、逃すまいっ!!
忘れ物を取りに戻っただけだったらしいけど、声を掛けたら対応してくれました。有り難い。休憩時間にも関わらずバスの時刻表を調べてくれて、目の前のバス停に10分後に来るバスに乗れば良いと教えてもらえた。
すごーい!!私、ついてるぅ(≧▽≦)☆
バスは少し遅れたけど、今度はしっかりアピールして運転席近くを確保。見覚えのある景色を逆に辿り始めたバスの中で一呼吸。
まだ1時間は着かないはず。最悪降りそびれてもイエールまで戻るだけだし。。って、
今回目的地に辿り着かない最大の原因はこれ。
自分の中で目的地の設定ができていなかったのだ。
情報は十分にあった。「ボルム・レ・ミモザ」の表示も見ているのにこれだもん。
今よりずっとアナログだった頃、旅先で急に思い立った場所へ、交通手段も分からず地図も持たずに辿り着いたことが何度もある。そういうときは目的地をハッキリと設定しており、「ここに行く」と決意と自信があって迷いがなかったのだ。
それが今回はどうよ?あっちゃこっちゃフラフラフラフラと…w
ここもやはり意識の向けかたなのだ。
え?パリ発のときにそんな学びしたんじゃ…(小声)
私の学習能力よ…
まぁ、今回は絶対にここに行かねばならぬ事情があるわけではなさそうだから、たぶんこの学び(確認)ができればOKなのだろう。
着いたら着いたで(今度は無事にぜったいに着くはずだけど)、そのときがベストタイミングなのだろうと思った。
でもイエールまで戻るまで、私の腹がもたない。お腹空いたお腹空いたお腹空いた…低血糖きてるし。ランチタイム的にも、今度こそミモザで降りねば。(燃)←ようやくスイッチON
外出、特に移動があるときは食料を持って動くのも基本だったはずなのに、ビスケットの1枚も持ってないんだもん。
海辺のリゾートを通りすぎてから意識を集中して、「ボルム・レ・ミモザ」の表示を見かけた景色を探した。それらしき場所に着いて、降りるべきかどうか迷って近くのおじさんに聞いていたら、運転手さんが声を掛けてくれて無事に降りることができました。
バス停横のクリスマスツリー☆
が、呑気に喜んでいる場合ではない。
時はすでに13時50分!!
Googleマップで見た周辺レストランはランチ終了のカウントダウンを開始している。
とりあえず、どこかに滑り込まねば。
2件くらいレストランが並んでいて、そのうちの1つに地元っぽいマダムが入っていった。クリスマスのスペシャルディナー(値段もスペシャル)のお知らせしか見当たらず、何屋さんかよく分からなかったけど、入ってみた。
オーダーストップしてなかった。わ~い♪
店内がピンクとパープルでかわいいし、お店の方が素敵でした。こういう美人さんめっちゃ好きだ。。
数日前から無性に食べたかったガレットがメニューにあったので注文しました。
選んだのは、これまた無性に食べたかったシェーヴル(ヤギ)のチーズと蜂蜜のガレット。山羊の獣臭さと蜂蜜がめっちゃ合う…生き返った(涙)
お隣のマダムたちはワイン片手にイタリアンを食べていました。かっこいいなぁ…
Restaurant Au Pin D Epice
16 Place du Pin, 83230 Bormes-les-Mimosas, フランス
あ、店の名前…
笑