出石・養父へ
2020.12.24
出石神社
はじめにナビに案内された場所は神社の裏手。裏側からアクセスするのはいつものことですが、一応正面に回って参拝しました。
今思えば、一番初めに案内された場所で意識が向いていた方向は禁足地。天日矛のお墓といわれているらしいけど、お墓ねえ...
兵庫県北部(但馬)は私が住む南部とは違う独特の空氣が流れていると思っていましたが、新羅の王子(天日矛・天日槍)が開拓した場所だそうな。渡来人色が濃いのかな?
天日矛が上陸したのは城崎の日御碕海岸らしい。
雪が残る静かな境内。何となく頬っぺたが緩む場所だなあ。。
境内の由緒書きには天日矛は神功皇后のご先祖様と書かれていました。
禁足地と本殿の間にはかわいらしい感じのお社が2つありました。
夢見稲荷というかわいいお社に、1個だけ持っていたチョコレートを「どうぞ」してみました。元々、冷え症の私が手袋をせずにいられるくらいの暖かい感じの場所でしたが、風が止んで境内の空氣が変わってぽかぽかしてきました。喜んでもらえたのかな。
養父神社
何度もそばを通ったことがあり氣になっていましたが、訪れたことはありませんでした。独特な造りの神社で土地の雰囲氣は高貴な方の住居とか祭祀場的な感じ?神功皇后絡みの独特な御神事があるようです。
本殿前の狛犬さんが独特だと思ったら、狼さんだそうです。害獣から農作物を守る益獣として奉られている...そう。農耕の神様として牛...の経緯で近隣に但馬牛の卸...え?それってスサノオさんでは?
矛(槍)...先日訪れた姫路の総社も正式名称は射盾兵主神社で、何となく武具(祭祀具・呪具)に関する名前ばかり。播磨と但馬の間の宍粟にはたたら場(製鉄場)もあるし、朝来には銀山もあるし、丹後とか丹波の丹は水銀だし。何となく鉱物と縁が深い場所をウロウロしているような...個人的に錬金術はキーワードですが。
山野口神社 別名山の口のおおかみさん
本殿の裏側に行くと空氣が違いました。何だろうと思ったら、この後ろに滝があるそうです。そういえば氣持ちが良い音がする...水の音って癒される。
全然クリスマス感なし。ご馳走も興味なしで心惹かれて買ったのは岩津ねぎのみ。
煌びやかな町や楽しげな人々の様子も良いですが、私たちが“クリスマスらしい”と思っているものは本当は何でしょう?他の誰かが作り上げたイメージに踊らされ、欲を掻き立てる、そういう世界はもう限界かなと思うのです。
賑やかに楽しむもよし、「自粛」したければするもよし。
他人の価値観に振り回されるのではなく、競うでもなく、各々が自分で選ぶ。そういう世界なんだよね、もう。