lumière d’espoir 

旅は生活の一部。“息をするように旅をする”そんな風に生きて行きたいのです◎

1年の振り返り③ 飴と鞭

仕事を辞めて熊野旅をした後、夏頃の記憶はほぼありません。

 

身体中が痛くて起き上がれなくなったり、胸の痛みと息苦しさで悶えて眠れなかったり、起きてトイレに行くだけで息も絶え絶え。真夏にカイロを貼って寒さをしのいでいたこともありました。 そうしていると左足裏にびっしり水疱ができるようになり、痛みで歩くのも困難になったり。足裏をヒーリングするとかなしいという言葉が浮かんでいたけど、どうしてあげたらよいのか分からない... そんな状態が数ヶ月続きました。 

体感的に何度か三途の川を渡りかけたこともあったようだけど、渡りきることはなく、かといって休んでいても回復の兆しがなく途方に暮れていました。

 

10月に入ってから氣になっていたヘンプエッセンスを使うようになりましたが、眠くなるけど眠れない状態ばかりが続き、効果があるのかどうかよく分からないと思っていましたが、あるとき私、眠りたくなくて抵抗してるのかも…ということに氣がつきました。

何故眠りたくないのかを感じてみると「目覚めたくない」そうです。

思わず他人事のようになりましたが、ああ、分かるうううう!!! 知ってるw という感覚でした。自分でそこから先に進む術はあったのでしょうが、そっと蓋をして一旦見ないようにしました。

何故ならこの時点ですでに無職になって約5ヶ月。

そろそろ経済が破綻するから。

そこを見ちゃったら再就職はできないということが分かっていたから、見てはいけなかったのです。

「体調は随分楽にはなってきたし、あともう少しだけお願いします」

諦め悪く何とか自分を丸め込もうとしていました。派遣会社を通して1つ面接予定が決まりそうになっていた頃でした。何となく担当のオペレーターと話が噛み合わなくて悶々とすることが多かったけど、微妙な違和感や心の声は見て見ぬふりしていました。

文字に書き起こすと如何に自分をおろそかにしていたのかがよく分かる...(合掌)

 

 

10月21日 一粒万倍と何だか忘れたけどすごい吉日だったらしい日。その日は久しぶりに遠出をして久しぶりの方と再会をしました。その頃、お相手の方は大変な時期。私は関わらない方が良いと思っていたのでずっと躊躇っていましたが、何となく「今だ!!」と思って会いに行ったのです。

何が今なのかはっきりしなかったけど、今このタイミングで私が動かなければ現実が動かないという確信だけが原動力でした。

いまだかつてないほどスムーズにそこに辿り着く直前、1本の電話がありました。派遣会社から面接の日程が決まったという知らせでした。「はて?動かしたかった現実はこれだったのだろうか?」と思いながら、浮かない声のまま承諾してしまいました。

伝達ミスで結果的に突撃訪問になってしまいましたが、優しく迎えていただき色々話をするなかで、その日がその方にとってとても大切な日だというのが分かりました。上手くいく予感しかなくて、実際に上手くいきました。

私が何かしたわけではなかったけど、私がずっと抱えていた「私は汚い」「私は人を不幸にするから関わらない方がよい」という思い(呪い?)がバレバレだったそうで、彼女の「そんなことないよ。こんないい知らせを運んできてくれた」という言葉と、幸せな瞬間に立ち会うことで、その日は不幸な思い込みを1つ手放すことができました。

そして、随分前に自分自身の恐怖心から絶ってしまっていた別の方とも再会しました。一方的に失礼な態度を取ったにも関わらず、ずっと氣にかけていて下さったことを知り、自分が思いのほか優しい世界で生かされていたことに氣づかされました。

 

 

 

優しい展開にほんわかしたところで、この後はきっちり本題と向き合う展開になります。こうやって見ると飴と鞭の使い分けがすばらしいw