1年の振り返り② 破壊も再生も
世の中の流れにしっかり飲み込まれ、否応なくコロナというワードが私の中にも刻み込まれてスタートした一年。
振り返っていたら、ある一点をよーく観察していたことに氣がつきました。
意識の向け方で現実が変わる。
現実を創造しているのは自分自身である。
そういえば、去年のフランス旅でも散々検証していたことです。
私が2週間の休業から復帰したら、職場の状況は一変していました。高齢者ばかりが入居しているので体調を崩す方がいるのは不思議ではないけど、受診や入院、それに至らずとも点滴や投薬の追加等で経過観察を必要とする方が異常に多い。通常業務が全く出来ない忙しさで、9時に出勤して0時を超えた上に夜間電話対応、朝方に呼び出されるようなことが頻発して皆が疲労困憊していたのです。元々無理のある人員配置だったけど、それだけではないと直ぐに氣がつきました。
スタッフ間の空氣がおかしい…
コロナ騒動で休んでいたナース(Aさん)と他の2人のナース(Bさん・Cさん)の間が変で、心なしか医務室の中も雑然としていました。関係悪化はコロナ騒動が直接原因ではないようでしたが、あれからも色々あったらしく、彼女たちの信頼関係が崩壊していたのです。仕事は仕事としてやっているし、陰口や悪口を言わないというルールは守られていましたが、Aさんがいるときといないときでは医務室の雰囲氣ばかりか、入居者の様子も落ち着いているのです。
この多忙を極めた状態はAさんが復帰した頃からで、収束まで1ヶ月以上かかりました。急性期病院でもこんなに続くことはありません。収束したのはAさんが再び休職した頃でした。Aさんはときどき私に他の2人への不満を漏らしていましたが、内容はあまり覚えていません。休職の原因も諸説あり本当のところは分かりませんが、彼女が早退する日の朝に私の身体がキャッチした症状があったので、実際に身体に影響は出ていたのだとは思います。
BさんとCさん、どちらと働くかでも状況は違いました。
2人とも知識が豊富で的確な判断・行動ができ、人間的にも尊敬できる人ではありましたが、Bさんは生真面目で何でも自分でしなければ氣が済まずひとりで抱えこもうとする人、Cさんは仕事には厳しかったけどおおらかに構えて全体を見渡しながら臨機応変に采配ができる人でした。
忙しくなる確率が高いのは明らかにBさん。本人は無自覚で悪氣がないけど、他人(自分)を信用していないのだろうというのが感じられました。これはおそらく彼女自身がそのことに氣づかない限り変わりません。この辺りは私自身が何度も体験済み。
あと食事の影響も侮れない。コンビニ弁当や惣菜・菓子ばかり食べていたようですが、それぞれの娘さんが里帰りして夕食を作って待っていてくれたり、弁当を持参するようになると明らかに彼女たちの顔つきが変わりました。多忙を極めた時期の収束はこの時期とも重なっているのです。この辺りも身に覚えあり。笑 食べたものが人を作っているというのは本当です。
良いとか悪いではなく、環境を作っているのが自分自身なのだということを再認識できた期間でした。
ええ、
自分自身が現実を創っているのですよ!!
オンタイムでの氣づきはここまで。
いつまでたっても自分のことはなかなか分からないもので。。
この後数ヶ月かけて命を削りながら、そのことに氣づいていきます。