パンドラの箱☆
1か月振りのパン教室でした。
写真は持ち帰りの生地で焼いたまるぱん。
パン教室だけど、
「おいしそう~♪」「おいしい♪」
より
「かわいい~!!」
を毎回連発している不思議。。
昔は「かわいい」と発することすら躊躇っていたので、言葉に出せるようになっているだけでも随分変わったと思う。私は『かわいい』という言葉に抵抗を持っていたのです。
キャッキャはしゃいだり、かわいいものを身につけると叩かれる(非難・否定される、ボコられる)という幼児期の体験が、ものすごーく身に染みていて、ポーカーフェイスしてる間に何も感じなくもなっていたしね。。
この日のメインの話題は貞子。笑
誰もが自分の心の奥底に隠したり、閉じ込めて虐げてしまっている感情や本音がある…っていう話。井戸に閉じ込められた氣もち=貞子という比喩です。
表現は少し違うけど、私もそういうパンドラの箱的なものを確実に持っております。やり場のない怒りや悲しみや辛さを、頑丈な箱をイメージしてそこに押し込んで、ぜっっったいに開かないように厳重に厳重に鍵を掛けて奥の方に押しやるというイメージを意図的にやっておりました。
何をぶちこんだのか心当たりすらないくらい厳重に施錠して隠しているその箱。。
ブスブス何かが刺さるような痛い感覚だったけど、何故か昨日は初めから私、ロックオンされている感じで逃げ切れる感じが全然せず…
「私、パン教室なのに、“おいしそう!より、かわいいを連呼している」
そう言った後だったかな?
子どもの頃にお氣に入りのリボンがいっぱいついた白いスカートを履いたときも、メッチャ叩かれて傷ついたことがある。以来かわいいものを避けるようになったという話をしていたら、
「その子たちは、うらやましかったんだね」
そう言われて目からウロコがポロポロ…
ほう…うらやましかったのか…
そんな風に考えたことがなかった。
たしかに…
ブスとかキモイとか日常的に言われていたので麻痺してしまって、本当に自分はブスだと思い込んでしまっていたけど、サラツヤの茶髪(地毛)に大きい目、これが原因で攻撃されていたのだ。世の中ではもてはやされているこの条件が、何故私だと非難されるのか分からなくてホンキで悩み苦しんだ子ども時代。。
子どもながら人目につくと攻撃されることは氣づいていたので、オシャレしたり自分をかわいく(綺麗に)見せたりしないよう氣を配るようになり、なるべく目立たぬように地味に地味に。。傷つかぬために隠れることに必死だったのだ。
随分こじらせてしまっているけど、小さな私が精一杯考えた、自分を守る術がこれだったのだ。
まぁ、なんといじらしい…
でも、私はもう小さな私ではない。
出会う人が変わり、少しだけ見える世界も拡がった。
いや、そもそも恐い人なんていなかったのかもしれないけど。
「がんばったね、もう大丈夫(*^^*)」
小さな私を救うのは私自身だったのだ。
随分待たせちゃったようだけど、上手く時を超えて行けたような氣もする。
あ…
あらイヤだ
これ貞ちゃんの仕業やん。笑
パンドラの箱オープン?
いつから!?オートマチック!?
(((((゜゜;)
この日作った「お花畑のカップケーキ」
実は私にとっては一番の難所でした。こういうかわいいのって、未だに逃げたくなるのです。笑
昔に比べたらマシにはなっているけど、未だにかわいいものを前にすると、ひょぉぉ~(>_<)ってなって後ずさる癖がありまして。。
パン教室に通う流れ自体、絶対パン焼きが目的ではない感はあったけど、多分コレだったのね。 やられたw
「かわいい」が苦手(嫌い)
それを徹底的に上書きするのがミッションでしたか。。いや、本当は好きだったはずのやつ。
そーか、そーか、氣づかぬ間に首根っこ捕まれて、逃げ道ふさいでじわじわと…って。
貞ちゃん、案外色んなプレイするんやね。
引き出し多いやねぇw
…って、ここまでで貞ちゃんが許してくれる程、彼女が甘くはないことも知ってます、ハイ…
次の段階が何なのか、分かるような、分からないような、分かりたくないような…
多分、この話は続きます(^^;