lumière d’espoir 

旅は生活の一部。“息をするように旅をする”そんな風に生きて行きたいのです◎

フランス旅⑦ 越えるとき

2019.12.06

旅先でダウンしてしまうのは、いつものこと。

初めてフランスに来たとき以降も、ペルー、アルゼンチン、モロッコ、スペイン、ブータン、エジプト、インド…毎回熱を出して寝込んでいた。特別に身体が弱いわけではない。下痢や嘔吐を伴ったこともあるけど、食中毒というよりも無理がたたった感じ。

元々無理することが常態化しているので、感覚的に麻痺しているらしく、倒れるまで…這ってでも…と動いてしまう癖があるので強制的にストップがかかる感じ。※倒れた場所でそれぞれ何かしら大きな転換もあったので、浄化の意味合いが強いのだとは思うけど。

 

今回も大分ヘロヘロだったけど、ある程度予測が立っていたため、それなりに準備はしていた。

 

今回、持っていったのは梅醤番茶、味噌汁、海塩、マヌカハニーのキャンディ(移動中のレスキュー用)、陀羅尼助、あとはパリ到着時に購入した蜂蜜、カイロ、レッグウォーマー。(行き先が暑い場所のときは甘酒も追加)

 

昔はテキスト通り、風邪薬や胃腸薬、痛み止め、消毒薬…と、薬箱みたいな中身。 随分変わったなぁ。

 

準備は万全。あとは私自身が「休む」と決めることだけの状態。


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熱はあまり上がらなかったけど、堪らなく身体中が痛くて怠くて寒い。鼻水も酷い…身体を休めようとベッドに横になるけど、寝入ることはできず悶えてみたり。。

 

あぁ、この感覚知ってるなぁ…

 

今まで何度も繰り返したやつ。突破口が見つからないけど、とりあえず出しきらねば… 

 

梅醤番茶や味噌汁を摂ったり、氣分転換にお香を焚いたりしながらやり過ごしたけど、身体の冷えがおさまらない。

 

しっかり温まろう

 

ありがたいことに、部屋に湯船があったので熱めのシャワーを浴びながらお湯を張り、たっぷりの塩を溶かした。

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お風呂って本当にありがたい。。

身体の芯までしっかり温まり、ようやくすっきりして少しお腹が空いた。 

 

夕方位にご主人が帰って来て、夕飯の下ごしらえを始めた。クラシック音楽がかかっていたように思ったけど、私の顔をみてコロンビアン・ミュージックを描けてくれた。なんか陽氣な音だ。

 

「もっと食べなさい。太らなきゃ」

 

マティーニとスナックを片手に、コロンビア的な?振り付けも 笑
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動きがぎこちなさ過ぎて色気の欠片もないのが悲しいけど、めちゃくちゃ温まった 笑

 

だいぶん抜けた氣がする(*^^*)

毎回そうだった。最終的には人に助けられて越えるのだ。

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この日も少しだけワインを頂いて休んだ。