lumière d’espoir 

旅は生活の一部。“息をするように旅をする”そんな風に生きて行きたいのです◎

フランス旅④ 創造主である、ということ

2019.12.4 この日は移動日

 

早く目が覚めたので、ゆっくり朝ごはん。

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10時19分 リヨン駅発トゥーロン行きf:id:moainon:20200117175713j:image

出発を1日早めてこの日にパリをチェックアウトして、南仏・イエールまで移動する予定。

 

リヨン駅までの経路は前日に行ったからと自信満々。のんびり部屋を掃除して荷造りをして、いざ出発というところでお月様降臨…。で、もう一度キャリーバックオープン。 

 

教えてもらった最寄り駅への近道に向かいかけて芽生えた微かな疑念。

 

あれ??昨日と全然方向が違うくない?? 

  

スマホのナビを入れたら全然違う方向を示す。ナビに従い歩き始めた道も明らかに遠のく感じしかしない。しばらく右往左往しているうちに焦りと不安が。。埒があかないと悟って道行く人に突撃。お姉さんが教えてくれたのは、少し遠回りだけど一番分かりやすい行き方。お姉さんを信じてダッシュ!!

 

改札でキャリーが引っ掛かってジタバタしたけど、無事にメトロに乗車。ダウンロードしていたアプリを開くと、すでに発車までのカウントダウンが開始されている。地図アプリで現在地からリヨン駅までの時間を調べたら、猶予は3分しかないことが発覚。。 

 

絶体絶命w もはやひとつのミスも許されぬ。

 

頭の中でメトロからTGVのホームまでの行き方のシミュレーションをして、乗り遅れた場合の対処もシミュレーションしていたら、ふと氣がついた。

 

いや、焦っても仕方あるまい。

電車は動いている…もはや委ねるしかないのだ(悟)

 

どんどん冷静になる。

 

私って運がいいんだよ。今までずっとそう。去年だって水没直前に関空を脱出したし、インドで財布を落としても返ってくるし…etc 乗り遅れるはずがないじゃないか。私が時間通り着かないなら列車自体がdelayするはず。

我が意識が現実を創るというならば、創ってやろうではないか。

 

根拠なき自信が満ち満ちる。

 

でも、もし乗り遅れたら~♪ギャレ・ド・リヨンでリッチにモーニングしよ♪

 

完全に開き直った 笑 

不安が消えたと言えば嘘になるけど、それ以上に“大丈夫”という確信があった。 

 

乗っている車輌がどこに着くのか分からなかったけど、私に有利な場所に着くと信じていざっっ!! ドアが開くと同時に飛び出した。

 

おぉ!!見覚えのある場所だ♪

 

昨日と同じ場所に出ることができた。注意深く行き先表示を確認しながら速足で歩いた。

よしっっ!! 

無事にTGVのホームに到着。発車2分前!!

列車はまだいるし、改札付近に見える人はまだのんびり歩いている。

あぁりがとうっっ!!!

感謝と達成感に浸りながら、ゆっくりと乗車位置まで歩き始めたら、何やら笛の音?アナウンス?(記憶が定かではない)が入った途端、周りの人が走り出した。 

ですよねーっ💦💦

私も重い荷物を引きずりながらダッシュ!!何とか乗り込んだときには息も絶え絶えで白眼。。 入り口に立っていた女性がやたらと話しかけてくるけど、思考回路も聴覚も真っ白な私。

 

まず、息をさせてくれ…

 

フランス語が出来ないと分かったら、親切に座席の場所を教えてくれて、通りすがりの男性に荷物をあげるように頼んで即解放してくれた。係員ではなさそうだったので、たぶん座席がなくて立っていたのかな。


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喉がカラッカラだったので、息を整えてから売店へ。食堂車のメニューは全体にお高め。なんだか洒落たメニュー(内容忘れた…)だったり、ベジタリアン対応だったり、選択肢が豊富。めっちゃ列ができていたけど接客はのんびり。お客さんものんびり待っている。礼儀正しく笑顔が素敵な店員さんでした。


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列車内の写真、あまりない…。

畑が大きくて、畑っていうよりフィールドって感じ?広大すぎる…

まん丸な地平線がどこまでも続いていて、そこに牛や羊がのんびり草を食む姿が見えた。

農業大国、酪農大国というのがよく分かる。これは美味しい牛乳やチーズができるはずだわ。。

 

エレガントとはほど遠い、私らしくワチャワチャした旅が始まりました。