足首の熱傷 1~5日目 ※グロテスクな写真あり。
1月5日の朝、父がやかんの湯を溢して右足首にやけどをしました。
少し画像も貼ろうと思うのですが、トップ画に持ってくるのは憚られるのでこちらを。
湿潤療法を選択。
なつい式湿潤療法ではラップにワセリンが基本ですが、自宅にワセリンがなかったので手元にあったオーガニックのヘンプのバームとラベンダー精油を使用しました。バームは蜜蝋をベースに麻のオイルや精油が入ったもので保湿効果と鎮痛作用は抜群のはず。問題はどちらもコストリーであること。。。広範囲の創に長期的に使うのは向かないと思いましたが、まずは保湿第一!!
ラップにベッタリ塗って密閉して(空気に触れないようにするため)しばらくすると痛みはなくなったようです。
初日の写真は撮っていませんが、Ⅱ度の熱傷と思われました。病院に受診するレベルでしたが、あいにく近くには昔ながらの消毒信仰が篤いおじいちゃん先生しかいない。両耳聞こえていない彼はいつも黙ってガーゼや皮をむしり取るのです(恐)
毎日通院して、創にくっついたガーゼを引っぺがされて消毒液をぶっ掛けられたらどうなることか(((((゜゜;)ステロイドの使用は言わずもがなで、シャワー(創を洗うこと)も禁止されるのは必至。これ拷問でしかない上に本当に治らない。
このまま自宅で様子を見ることにしました。糖尿病や心疾患で薬を飲んでいるため感染や血栓のリスクもありますが、それを認識した上で自己責任で行っています。
【受傷1日目】
創全面が薄ピンクで真皮が見えている状態。浸出液はそれほど多くありませんでしたが、夜に1度交換しました。この時点で末梢(足首側)に捲れた皮膚が残っていましたが、本人が怖がったため除去はできず。水疱は見当たりませんでした。皮膚が弱そうで、このままラップで覆うと皮膚がかぶれそうだったので、ドラッグストアで購入した傷に付かない加工のガーゼに変えています。
【受傷2日目】
1日に2回くらいは創を洗ってガーゼを変えたかったけど、本人が拒否。夜に渋々合意を得て実施しました。創表面は昨日より赤みが強く、浸出液も増えていましたが悪臭はなく、創周囲の腫れや熱感もなし。内踝(くるぶし)に3cm大の水疱ができていて痛がっていましたが、破るのは拒否されたので放置。
【受傷3日目】
浸出液がかなり増えてきました。少し血が混じっていますが、血液をさらさらにする薬を飲んでいるので多少は仕方ないかな。捲れた皮膚の下以外は血色もよく血流は悪くなさそう。
【受傷4日目】
やたら痛がっていて怪しかったので昼にも創部を見ました。皮膚が捲くれている下辺りが更に怪しい...ようやく観念してくれたので、取れる範囲で捲くれている皮膚をカットして新たにできていた水疱も除去しました。全然痛くなかったそうです。
全体的に少し浮腫みが出てきており、本人曰く「立ち上がったら足に血がさーっと流れる感じがして痛い」そう。寝転んでいたり、歩き始めたら案外平気なようで、1時間半かけて犬の散歩に行ってきたそうな。ガーゼを取るときに引っ付いていて痛かったそうなので、一旦ラップに戻して2回/日の交換を約束して様子を見ることにしました。
株式会社瑞光メディカル[商品情報]標準タイプの配送待ちだったので、もう少しの辛抱。(高いのでお試しのつもりで3枚入りを購入)
夜に交換したときは若干臭いが氣になりました。創自体はきれいで感染というより浸出液が多いのでラップの中で蒸れていた様子。穴あきのビニールに代えれば良かったかな...
【受傷5日目】
日中に見たとき、創表面はゼリー状の膜が覆いはじめており、ところどころ皮膚が盛り始めているのが確認できました。創自体の経過は悪くなさそうでしたが、やはりかぶれてしまい、創の周囲の色も悪く見える...プラスモイストが届く予定だったので最小限創を覆う程度のラップにプロペト(精製したワセリン)とラベンダーオイル(ホホバオイルで10%に希釈したものをプロペトの表面にスプレーしたもの)を付けて保護しました。
創周囲の色が微妙。腫れているようにも見えますが、熱は持っていないようなのでただのかぶれかな。届いた保護材(プラスモイスト)に変更して様子を見ることに。上手くドレナージしてくれたらいいなあ...外踝(くるぶし)の真上にも新たに大きな水疱ができていましたが、こちらは様子見。